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役立つ知識

ハザードマツプ

各市町村のホームページ(HP)に掲載されています。
全戸配布されている市町村もあります。
以下に一例を掲載


ハザードマツプには洪水・土砂災害だけでなく津波、浸水等災害に関する各種情報も沢山掲載されています。

岡山県真備町の水害(H30/7)ではハザードマツプ的中⇒重要な情報です。

ハザードマツプを見ながら実際に歩いてみると新たな危険が把握できるかもしれません。
是非ご家族内で共有し日頃から防災意識向上に向け取り組んでいただきたいものです。




いざという時にやってはいけないこと

1、地震直後(自分の安全を確保したら)火気厳禁
→ロウソクの使用・換気扇や電気スイッチ入れは厳禁
→ガス漏れ(配管からの漏れ・ガス設備安全装置の不動作)
があった場合爆発する



2、カセットコンロ爆発
コンロのガスボンベケースの上まで覆ったことによりボンベに熱が伝わり加熱され、鍋の放射熱(200~400度)ガスの圧力を高め爆発する


地震発生直後 :避難する時

出典:国土交通省
www.mlit.go.jp/

<心構え>
●あわてず、単独行動は避ける。
●基本的には、防災関係の指示で避難する。
しかし、危険を感じたときは、隣近所と声を掛け合い、複数で避難を!
【家を出る前に】
●火の元の点検を忘れずに!ガスの元栓、電気のブレーカーを切ってから避難



●外出中の家族に、避難先情報、安否情報などの連絡メモを残く
(いざというときのために、避難場所などを家族で決めて連絡メモを作っておく)
但し、第三者に住宅が無人であることを知らせてしまう為、家族内で前もって場所を取り決めておくことも重要です。
通電火災の防止:地震に伴う停電が復旧し、通電が再開される際に発生する火災。
(阪神・淡路大震災では火災原因で電気火災が最も多かった)


地震発生直後 :避難する時

【家を出てから】
●あわてず、単独行動は避ける、複数で避難を。
●車の使用は避けましょう。
●隣近所と声を掛け合い、困っている人がいたら助け合いましょう。
●弱者優先が避難の原則!お年寄りや小さな子供などは、しっかり保護してやりましょう。
●垂れ下がった電線に触れてはいけません。


事前に避難経路を確認:避難時は昼間だけとは限りません。
避難路のどこに危険が潜んでいるか事前に歩いて確認して見てください。
ブロック塀や側溝などの危険が把握出来ます。
いざという時のためにも防災訓練には積極的に参加しましょう。


【避難場所・避難経路】
●避難途中での事故を防ぐためにも、落ち着いて防災関係者の指示に従って下さい。
  多少遠くても、定められた安全な避難所へ。
高潮・水害対策の避難場所は、地震などの避難場所と異なる場合があります。
●ブロック塀、崖、川など危険な場所には近寄らず、広くて安全なルートで避難する。


事前にハザードマップを確認:山沿いでは地震や、水害等で土砂崩れも発生します。
事前にハザードマップを把握することにより、避難経路が変わってきます。




地震発生直後 :避難する場所

出典:(一財)日本気象協会
https://tokusuru-bosai.jp/info/info_list.html

避難場所と避難所の違い

【「避難場所」と「避難所」の違い】
1.避難場所
大きな公園や広場など
災害が発生または、発生する恐れがある場合にその危険から身を守るため、一時的に避難する場所。(基本的に飲料水や食料などの備蓄はされていない)

2.避難所
小・中学校など
災害により家に戻れなくなった方が一定の期間滞在するための施設



行政からの防災豆知識

地震発生直後 

出典:千葉県松戸市
https://www.city.matsudo.chiba.jp/

①子供やお年寄りを安全に避難させるには?
勝手に走り回ってしまう子供や、思うように動けないお年寄りを安全に誘導して避難させるには、「ヒモを使った避難方法」が効果的。タスキ状のヒモを子どもの胸に巻きつけ、後ろからでも引っ張れるようにする。沢山の子どもを一度に誘導でき、子供の手も自由になるため、安全確実です。
ヒモを使った避難方法

お年寄りの場合も、背中から持ち上げるようにヒモを引っ張ってあげれば、足の不自由な方、体力のない方なども素早く避難させることができる。衣服を引っ張ったりすると、脱げたり破れたりする場合がありますから、やめましょう。

②暗やみで照明の代わりになるものは?
暗やみでの救出活動は困難を極めます。広い範囲を照らし出すには、車のヘッドライトが役に立つ。

③けが人を運ぶときに、担架の代わりになるものは?
物干しざお2本にTシャツやトレーナー(2、3着)の袖の部分を通したり、毛布を巻いて担架にすることができます。また、けが人をイスに座らせて2人で運ぶこともできます。平らな場所を移動するなら、毛布やシーツを下に敷いて引っ張れば、1人でけが人を移動することができます。
応急担架


④乾パンをお年寄りや子どもにも食べやすくするには?
固い乾パンも、砕いて牛乳や水に溶いたスキムミルクなどをかければ、柔らかくなりさらに栄養価もアップします。

地震発生⇒避難生活

阪神・淡路大震災後に避難生活を余儀なくされた方々からの貴重な体験談。
慣れない共同生活で非常に辛い中で、助け合いながらアイデアや知恵がいろいろと浮かんできますが、実際に不自由な避難生活を体験しないと気付かないことばかりです。(以下要約)

1.水
3日目にやっと給水車が来ましたが、それまでの間、大変困った。近くの川まで往復してバケツで水を運び、湯船のなかに貯めた。それをトイレや洗濯に使用。飲み水はアウトドア用のポリ容器に入れて使用。 (東灘区 女性)

2.食事
焚き火のあとにできた炭は、捨てずにとっておきます。配給される弁当は、この炭の上に網や鉄板、鉄筋を敷き、中身をアルミホイルに包んで温め食べた。また、汚れた水でも鍋で沸かしてその中へビニール袋で密閉した食べ物を入れて温めると、これもまた美味しく食べられる。炭は焚き火の火を使うより安全。 (東灘区 17歳 男性)

3.カイロ
地震の前々日に、偶然始めてカイロを沢山買った。二日後に地震がやってきて、このカイロが二十四時間役立った。 (東灘区 74歳 女性)

4.ポリ袋
簡単な布団⇒新聞紙を丸めてポリ袋に詰めるだけ、中に足を入れていると空気の層が熱の放散を防ぐ、温かく過せた。真冬の夜には何も無いよりましです。 (東灘区 15歳 男性)

5.消毒
弁当や寿司などに付いてくる魚の形をした醤油入れ⇒毎朝の洗顔時に水を入れ、いつも持ち歩く。それは次のことに役立つからです。
①小さい傷をしたとき、傷口を洗うことができる。
②倒壊家屋の瓦礫処理でほこりなどが目に入っても、目の洗浄ができる。
③親指と人さし指の先だけなら充分洗えるので、食べ物をつまみ食いするのに最低の条件が整う。
④服に小さな汚れが付いたとき、染みが付くのを防ぐことができる。
⑤中の水を捨てて、スポイドとして利用できる。(北区 60歳 男性)

6.トイレ
避難所の生活の中で今も思い出すのはトイレのこと。汚物の山。「水が流せない、紙は流さない。」「オシッコ以外の汚物、紙は新聞紙に取ってください。」という注意書も全く無視。ある女性の方が「家でいつもこんな風に簡易のごみ箱を作っておいている・・・」 と新聞紙を折って作った箱。それがヒントになり、簡易トイレが誕生。手を汚さずにごみ箱へ捨てることができる。そのごみ箱を教えてくれた女性の方と新聞紙に深く感謝します。 (灘区 40歳 女性)



地震発生⇒避難生活

簡易トイレ

簡易トイレ
出典:おりがみくらぶ
https://www.origami-club.com/newspaper/gomibako2/index.html
折り方


身の回り品で作る緊急用トイレ

緊急用トイレ
出典:NPO法人プラスアーツ  http://plus-arts.net/

更に簡単緊急トイレ



ポリ袋と新聞紙だけ
赤ちゃん用



更に、防臭ごみ袋 臭わない袋 ( オムツ うんち 生ゴミが臭わないゴミ袋)の活用
⇒おむつ用、30リットル、45リットル等サイズも豊富です。

ボランティアの方が避難所に行った時、「悪臭がする」との声を幾度か聞きます。




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