阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターから学ぶ防災・減災について
1995年(平成7年)1月17日5時46分マクニチュード7.3 震度6(一部震度7)阪神・淡路大震災が発生、死者6,434人・負傷者43,792人・家屋全壊104,906棟・・
今回、人と防災未来センターで2020年2月2日見学・体験し学んできました。
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
一部内容を紹介します。防災・減災について意識が高まれば幸いです。
外観:西館から入場しますが、入る前にビル壁面に南海トラフ時の津波想定高さの目印が有り、その高さにビックリ
入館後最初に行くのは、西館4階の震災追体験フロア。
地震直後の各地の映像を映し出していますが、立体的スクリーン、音や光の演出もあって、その場に居たような臨場感が凄い。と同時に怖さがあって改めて地震は怖いものとの体験が出来ました。ビルが数秒で倒壊する。走っている高速道路が突然崩れて無くなる。
想像しただけでも恐ろしいものですが、それが映像で流れるんです。映画じゃないんです、現実に起きたことなんです。ある面ショックを受けました。
(写真はパンフレットより)
3階の震災記録フロアです。
パネルでは市民が体験した、貴重な体験や思い、事実が、震災直後から復興に至るまで記されています。思ってもみなかった生の声が生かされていました。
その一例です。
この地震によって、6,434人の尊い命が奪われました。
下左側の写真は館内に展示されていた道路の災害状況ですが、右側は神戸市役所近くの東遊園地に設置された「慰霊と復興のモニュメント」及び「希望の灯り」です。
阪神・淡路からのメッセージです。得られた教訓を生かす。繋げる為にも、この地震から学び、守るために考え、そして造っていく、助け合いながら。
その教訓マトリクスです。震災から得られた教訓を「自助・共助・公助」「いのち・くらし・まち」の多面的な視点で整理したものです。
拡大してご覧ください。きっとやらなければならないことが見えてくるでしょう。
2階の防災・減災体験フロアへと進みます。
今後間違いなく来るであろう地震予測地図と地震(マグニチュード)の大きさです。
阪神・淡路大震災がM7.3でしたからM6.0の389倍、今後M8クラスの地震はM6の1,000倍にもなります。更にM9.0ではその大きさを見ても凄いと思われるでしょう。
ちなみに、過去最大地震は1960年チリ地震(M9.5)、2位は2004年スマトラ地震(M9.1-9.3)でした。
減災グッスとして独自の「チェックリスト」やその品々が展示されていました。
チェックリストについては、人と防災未来センターのHPから、DL出来ますので是非見ていただき、あなたのご家庭で必要なセットの検討・用意に役立てていただきたいものです。
ここでは、阪神・淡路大震災と東日本大震災の比較がパネルで展示されていました。
又、3階では水と減災について学ぶフロアが有り、映像やパネルの展示が有りました。
中でも「津波避難体験コーナー」では、水深30cmで前に進めなくなることを、体験しました。30cmと言えばまだ膝より下です(大人の場合)、これが実際なら歩けなくり流れてきた水に流されてしまうと感じました。怖いものです。
このセンターで見てきたこと、感じたこと、これからやらなくてはいけないこと、沢山あると思いますが、少しづつでも地域住民や行政と共に生かしていきたいと感じました。
是非、お近くに行った際は見学することをお勧め致します。




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