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令和元年台風19号災害支援活動報告

長野県支援について


令和2年1月14日(火)新潟ユニゾンプラザに於いて台風15号・19号災害支援活動報告会が開催されました。
主催:(福)新潟県社会福祉協議会
   新潟県災害ボランティア調整会議
その他:日本赤十字社新潟県支部、日本防災士会新潟県支部他の報告もありました。

その中から台風19号を抜粋し掲載します。

台風19号の進路

経路図(全体)出典:気象庁
経路図(拡大)



降雨量(長野県)
長野県の雨量出典:気象庁

災害の概要
大風に伴う大雨により、長野県内42市町村に特別警報が発表され、河川増水や土砂災害により深刻な被害が生じた(30市町村に災害救助法適用)
特に千曲川は堤防決壊や越水により長野市内の住宅やりんごに甚大な被害をもたらした。

被害写真:毎日新聞写真特集
(記事は変更、削除、リンク切れになる場合があります)

災害ボランティアセンター立上げ迄の準備(重要項目のみ)
1、初動でどれだけ情報を取り出せるか、報道とのギャップがある(FBでの情報収集)
2、体制作りと役割分担、配置判断を速やかに実施



長野県内の被害状況、ボランティア活動状況:10/13~11/10(令和元年12月24日現在)
長野市北部・南部合計9か所本部又はサテライト立上げ

市町村 床上浸水 床下浸水 ボランティア
活動者数
佐久市
116
658
1,264
上田市
31
89
295
中野市
82
37
735
千曲市
1,310
791
1,193
須坂市
218
100
2,084
飯山市
407
206
1,253
長野市
3,049
1781
62,282
佐久穂町
47
54
724
立科町
31
79
小布施町
31
28
641
栄村
16
合計
5,297
3,777
70,566
長野県社協作成資料に加筆

ボランティアを行うまでの流れ
(1)災害ボランティアセンター立上げ
(2)災害ボランティアセンターでのニーズ収集
(3)ボランティアの募集
(4)ボランティアの現地集合受付(本部又はサテライト)
(5)オリエンテーション(作業箇所・内容、注意事項等)
(6)マッチング(希望する内容を選択、班別け)
(7)送り出し→現地作業(班ごと)
(8)報告(作業内容や新たなニーズ等)
(9)解散

主な活動内容(依頼ニーズ)
1.災害ボランティア
(1)家屋、床下等の泥だし
(2)庭の泥だし
(3)家屋内の片付け、ゴミ等の搬出、清掃等

2.農業ボランティア
(1)りんご畑での根回りの泥除去
(2)りんごの廃棄

りんごの破棄
りんごの破棄
破棄されたりんごの山
破棄されたりんごの山
出典:日本防災士会新潟県支部


ボランティアバス
新潟県災害ボランティア調整会議構成団体、新潟県内市町村社協や地元関係団体等(新潟県恩返し隊、チーム中越、くびき野NPOサポートセンター)と連携し、ボランティアバス運行が実施されました。

運行予定回数:40回
運行実施回数:38回(雨で中止により回数減)
参加者数  :752名(内310名は長岡市)

※長岡でアルビレックスバスケの試合が有った時、学生ボランティアとして募金活動を行ったそうです。2日間で90人も集まり、16万円の募金が集まったそうです。
更に募金募集期間総額では、1,040,226円集まり、それらボランティアバスの運行にも役立たったとのことです。
活動報告会の時には学生が多く集まり、支援が出来たことは素晴らしいことと思います。


台風19号にかかる日本赤十字社の対応について
全国の災害概要 出典:日本赤十字社新潟県支部

氾濫河川の状況

全国の被害状況
全国の被害状況

日本赤十字社の主な活動
日赤の主な活動


救護班等の活動状況
救護班の活動状況

緊急セット及び安眠セットの仕様
緊急セット&安眠セットの仕
注)緊急セットの中に歯ブラシが入っています。先日歯医者さんに聞いたところウエットティッシュだけでの口腔ケアだけでは不十分であり、水が無くとも歯ブラシで歯を磨くだけでもやって欲しいとのこと。防災グッズの中に取り入れたいですね。
(口腔ケアをしないと雑菌が肺に入り込み、肺炎になるリスクが増えます)
緊急セット・安眠セットを参考に防災常備リストの品目に追加してみたら如何でしょう。

救援物資の配布状況
救急物資の配布状況

ボランティア活動状況
ボランティア活動状況


まとめ
1、ボランティアとは自分達が被災した時の力になってくれた人々

2、ボランティアとして支援することが、自分達の地域に繋がる大切な力
  ボランティアをして次の人に広める大切な行動






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