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自主防災組織の取り組み

西日本豪雨・アルミ工場爆発時の地域住民避難行動について

令和元年11月9日
岡山県総社市下原・砂古自主防災組織
副本部長 川田一馬氏
講演場所:西川多目的ホール

地域の防災活動に役立つ講演会が開催されましたので要旨を掲載します。



平成30年7月7日(西日本豪雨)総社市下原地区水害の様子

総社市下原地区の水害状況

下原・砂古地区(以下 自主防災)の特徴
・110世帯、350人(65歳以上40%)
・自然に恵まれ暮らしやすい地域
・地域活動が活発で「つながり」の強い地域
・背後には標高105mの山有り
・3本の川合流点北側に位置する水害が心配な地域
【過去(明治26年)に重大災害有り(120戸中112戸流出32人死亡】



経緯
平成30年7月6日
  9:45 総社市大雨に対する大雨対策本部設置
21:30 自主防災が川の増水状況偵察→避難スイッチONの準備
21:35 大雨特別警報発令(気象庁)
22:00 自主防災が再度川を偵察→危険を察知
避難スイッチON⇒全戸に避難呼びかけ(拡声器設置の軽トラ)
23:35 近くのアルミ工場爆発、空家等数か所で火災発生

平成30年7月7日
0:34 市よりアルミ工場再爆発に備え、全住民直ちに避難指示有り
自主防災全班長が雨中に飛び出し全戸全員に避難を呼びかけ
→要支援者は車に乗せ避難所へ移動
2:30 大半の住民は避難完了→4:40全員避難完了→8:00 全住民確認(犠牲者0を確認)
午前中に川が決壊し住宅浸水したが1人の犠牲者も出さなかった。



なぜ1人の犠牲者も出なかった?

1、地域力(普段から顔が見える関係、助け合う気持ち、危機感)
2、避難スイッチがONになる(ONになるトリガーを決めておく)
3、全戸へ避難の呼びかけ(自主防災の団結力)
4、全住民の安否確認(  同上   )
5、行政との信頼関係(1~4を支えたもの)



自主防災が本番で機能するために必要なもの

1、地域の為にやる気のあるリーダー
2、本気で平時に有事(災害発生時)を想定した活動に取り組む
3、避難スイッチを自ら押す仕組みを作る

4、災害弱者(高齢者・障害者・乳幼児等)の避難
5、向こう3軒両隣から始める(自分の地域に合った出来ることから)

6、地域力を高める(自主防災活動→本番で活かせる)

「大きなことは小さなことの積み重ね」



纏め

災害が発生したら⇒命を守ることだけを最優先で考え行動する!
災害は必ず来る。災害は怖い。
【平時のルール、慣習、常識にとらわれるな】









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